ツナとシーチキンの違いとは
この記事では
ツナとは
シーチキンとは
ツナとシーチキンの違い
についてまとめました。
ツナとは
「ツナ」とは、スズキ目サバ科マグロ族に分類される魚のことで、クロマグロやビンナガマグロの他にカツオなどが該当します。一般的にこうしたマグロやカツオの肉からできた缶詰のことを「ツナ缶」と呼び、スーパーやコンビニ等でよく目にすることができます。また、ツナにマヨネーズを合わせて「ツナマヨネーズ」とする組み合わせも有名で、おにぎりやサンドイッチなどの具材として「ツナマヨ」の愛称とともに人気です。一方でツナ缶には大量の油が含まれているため、カロリーの高さを敬遠して油を捨ててしまう人も多くいます。しかし、ツナ缶の油には血液をサラサラにする効果のあるDHAやEPAなどが多く含まれている為、栄養食品としての側面もあることは意外と知られていません。
シーチキンとは
「シーチキン」とは、大手加工食品メーカーである「はごろもフーズ株式会社」が商標登録しているツナ缶とその関連商品における商品名です。マグロを使用した「シーチキン」のほか、かつおを使用した「シーチキンマイルド」や、大き目にほぐした「シーチキンL」などのシリーズがあり、それぞれに「食塩不使用」や「オイル不使用」などの健康バージョンも展開されています。また、ステーキ状の「サラダシーチキン」などをはじめとした缶詰以外の商品ラインアップも豊富に展開されており、小分け袋で販売されている「シーチキンマヨネーズタイプ」は、手軽においしくお弁当やおにぎりの具材に使えるとして主婦の方などを中心に人気となっています。
ツナとシーチキンの違い
スズキ目サバ科マグロ族に分類される魚に対する総称としての「ツナ」に対し、「シーチキン」ははごろもフーズ株式会社によるツナ食品の登録商標となっています。シーチキンブランドのツナ缶は日本国内で5割以上のシェアを占めていることから、一般的に「ツナ」=「シーチキン」として混同されてしまうケースが多いですが、正確にははごろもフーズ以外のツナ缶やツナを「シーチキン」と呼ぶのは誤用となりますので注意しましょう。そうはいってもどちらも大きな括りでは同じツナですから、レシピなどでシーチキンと記載されている部分があった場合はツナと読み替えてしまってもさほど問題はないでしょう。もちろん、シーチキンが圧倒的シェアを誇るのには理由があるでしょうから、この機会に味の違いを意識して食べてみるのも良いかもしれません。
ツナやシーチキンの栄養価とは
ツナやシーチキンなどのツナ缶は、マグロやカツオが主に使われています。
マグロは、部位によって栄養素が異なります。トロはEPAやDHAを多く含みます。赤身はたんぱく質が豊富です。
ツナ缶といえば、たんぱくなさっぱりとした味わいですが、トロをメインにしたツナ缶も販売されているとのことです。
カツオはたんぱく質やビタミンBが豊富です。
漬けこんでいるツナ油にも着目すると、えごま油で漬け込んだタイプのツナ缶の場合は、そのオイル自体がDHAやEPAに体内で変化します。
まさに、魚と相性が良いように工夫をされている仕様となっているツナ缶商品も開発されています。
ツナやシーチキンの油は体に悪いのか
特別な表記がないツナ缶の油は、基本的にサラダ油が使用されていることが多いです。
中には、えごま油やアマニ油で漬けられたものが販売されているので、油の成分にも効果が期待できます。
ツナ缶の油を捨てずに栄養があるからと食べる風潮や、それに疑問視する声もあります。
えごま油などの特別な油を使用していない場合は、油自体に栄養素が多分に含まれているとはいいづらいです。
油には塩分が含まれている事もあるので、油を目的にするよりは、特別な油でない場合にはツナを食べる事をまず意識したいところです。
油を摂取するために料理を作るというよりは、油を使う場面でツナの油を再利用するとよいでしょう。
通常のツナ油の有効活用としては、油必要とする料理や、ドレッシングづくりなどがよいでしょう。
魚の風味や栄養素を活かしたプラスワンとして利用できるといえます。