この記事では
ココアとは
コーヒーとは
ココアとコーヒーの違い
についてまとめました。
ココアとは
ココアとはカカオ豆もしくはカカオ豆を原料とするチョコレートの各種中間製品。ココアは嗜好飲料の中でも非常に栄養価の高いのが特徴で、たんぱく質、脂質、糖質、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンＢ2、Ｂ6、Ｂ12、食物繊維などを豊富に含んでいます。 その主な効用は疲労回復や動脈硬化、高血圧、血栓症、貧血、情緒不安定、便秘、肥満などの予防・解消です。原産地はブラジルのアマゾン川流域、またはベネズエラのオリノコ川流域と言われています。14世紀に成立したアステカ王国では、カカオ豆は「ショコラトル」という名称のドリンクとして、王侯貴族の間で普及していました。収穫したカカオ豆を積み重ねて発酵させた後、乾燥・焙煎させます。焙煎されたカカオ豆は石の上ですり潰され、ペースト状にします。 このカカオペーストにバニラやコショウ、薬草などが加えられ、ときにはトウモロコシの粉が加えられることもありました。
コーヒーとは
コーヒーとはコーヒーは、初めは実をつぶして脂をまぜ、団子にして食用にしていましたが、その後、実と葉を一緒に煮て煮汁を飲むようになり、ついで、実の皮と種子を天日で乾かして使うようになりました。種子を煎って粉にして使うようになったのは13世紀頃からです。ヨーロッパにコーヒーが本格的に普及することになったのはロンドンのトルコ人貿易商ダニエル・エドワードが、トルコから連れ帰ったパスカ・ロゼにコーヒーをいれさせ、お客にも振る舞っていたところ大評判となって、1652年にコーヒー店をオープンしたのがきっかけになりました。異国の飲物であったコーヒーの珍しさと独特の風味にひかれて大変な賑わいを見せまていました。
ココアとコーヒーの違い
ココアとコーヒーの違いとはコーヒーとココアはそれぞれ原料や製造方法が異なっているからにほかなりません。 簡単に違いを説明すると、コーヒーはコーヒー豆から作られた飲み物で、ココアはカカオ豆から作られる飲み物です。 ココアに砂糖やミルクを足してもカフェラテにならないのはそもそも原料が異なっているからなのです。 コーヒーの原料はアカネ科の植物であるコーヒーノキと呼ばれている植物からから収穫した種子が原料となっています。 コーヒーノキの種自体は赤い色をしているのですが、この赤い実から種子のみを生成することによってコーヒー豆の元となる部分を採取します。 採取したコーヒーノキの種子の部分を乾燥させるなどして精製することによってコーヒー豆が完成します。 このコーヒー豆にお湯を注ぎ、ろ過したものがコーヒーとして飲まれているというわけです。
ココアやコーヒーのカフェインとは
ココアに含まれるカフェインはコーヒーほどではありません。
100mlあたりのカフェインの含有量については、コーヒーは60mg程度。ココアは0.1mg～30mgほどです。
ココアは商品によってカフェイン量に差があり、多くは10mgほどと考えられますが、モノによっては紅茶と同程度（30mg）と考えられています。
カフェインは、成人では一日400mg程度が限度といわれています。子供や妊娠中の方はカフェインを取りすぎないようにしましょう。
また、緑茶や紅茶、栄養ドリンクやコーラなどの飲み物にもカフェインが含まれているため、トータルで取りすぎていないか注意しましょう。
ココアとコーヒーのメリット・デメリットとは
コーヒーのデメリットは、カフェインの含有量の高さにあります。カフェイン過剰になると、睡眠障害をおこすことがあります。急激な血圧や心拍数の増幅を起こし、過剰な摂取は体に負担をかけます。
ですが、適量を考えて摂取すれば、コーヒーには心身を目覚めさせることによって心の不調をとりのぞいてくれるメリットがあります。
集中力を高め、記憶力低下を改善します。不安を感じるなどのメンタルの不調の改善に良いとされています。
ココアのデメリットは、カロリーの高さです。
砂糖が多分に入ったココアを飲むと高カロリーとなりやすいため、気になる方はカロリー控えめのココア商品を選ぶようにしましょう。
ココアのメリットは、ポリフェノールの抗酸化作用による老化防止の効果があります。ただカロリーが高いため、朝食の際に飲むと良いでしょう。
朝のココアは、便秘解消にも効果的です。
