この記事では
おかきとは
おせんべいとは
おかきとおせんべいの違い
についてまとめました。
おかきとは
おかきとは原材料が餅米でできている。餅米は新潟のコシヒカリが有名ですが正月には鏡餅として神様に供えます。お供えした鏡餅を小分けにして焼いておかきとして食べることも楽しまれています。おかきは塩味、甘味、辛味、酸味、旨味に見合う味付けが特徴です。各都道府県のご当地おかきとして新潟ではマヨネーズ味が大人気です。東京都ではおかきにチョコレート味とおしゃれで上品に仕上げられています。おかきは米からできているので健康志向のお菓子としても人気です。入院中の患者に差し入れとしても好まれるのも大小大きさが選べることも食事制限の方に適しています。おかきはふんわりふくらんでいるので歯の弱い方でも楽しめます。以外にもコーヒーに合うのでビジネスワークのコーヒーブレイクにもおかきの登場が増えています。3時のおやつにおかきとしても子ども達も食感を楽しめるおかきが年齢関係なく選ばれることが魅力です。
おせんべいとは
せんべえはうるち米でできています。形状は団子を薄く伸ばしたように平べったいのが特徴です。おせんべいはぬれせんべい、おにぎりせんべえ、のりせんべえ等、種類も豊富です。4月のお花見のシーズンになるとおせんべいに桜の花びらがデコレーションしてある可愛らしいおせんべいもお花見で人気です。おせんべいは辛い味、甘いざらめがまぶしてある味、塩味ではえびせんが人気で駄菓子屋では定番となっています。おせんべいは差し入れとしても枚数も多く安価であることから手軽に活用することもできます。おせんべいにアーモンドがチョイスしてあったり歯ごたえや食感をしばらく楽しめます。乳児向けのおせんべいも商品として定番で始めて食べるおやつがおせんべいであることも多いです。おせんべいにきな粉がまぶしてあるとやみつきになる等、いくつでも食べられる食欲を盛り上げる効果もおせんべいとして人気です。
おかきとおせんべいの違い
おかきがなぜ膨らんでいるのか。それは餅米でできているということ。焼いたときにお餅が膨れ上がり、焼き上がりとして調理することにあります。せんべえはうるち米の特徴から伸びないので平らにして焼くことで米の性質を活かすことができます。はけで何度も醤油を塗り 味が染み込むまで焼けるという点はおかきとの違いもあります。焼おにぎりをイメージすると分かりやすいです。おかきを焼き続けると焦げて煤のように真っ黒になってしまいます。おかきは長時間、焼くことが不可能なのです。餅米は味が薄く味を吸収しないので味を濃くして表面に味付けしていくので味は濃くなります。せんべえは醤油味が定番であり表面に醤油を何度も垂らせば吸収も良く焦げることもないのでこおばしいと言われる米と醤油の相性の良さを実感できます。
おせんべいやおかきの発祥とは
おせんべいの歴史は、中国が発祥といわれています。
日本に伝わった頃は、飛鳥時代頃ではないかといわれており、空海が伝えたのではないかなど諸説あります。
その頃のおせんべいは、小麦粉を使ったものでした。
江戸時代までおせんべいは小麦粉を使用していましたが、その後は団子の原料でもあるうるち米を使うことにより、現在のおせんべいに至ります。
一方、おかきは平安時代頃からあるといわれています。おかきは、京ことばであると言われています。
神仏にささげたお餅を焼いたものです。
元来、お餅には神聖な力が宿ると考えられていたため、平安時代から神仏に捧げてきました。
そのお餅を神仏に捧げたあと焼いたものが、おかきだと言われています。
おせんべいはなぜ丸い?
今のおせんべいの原型となったのは、江戸から明治時代頃からといわれています。
日光街道(草加)で「おせん」という団子屋を営むお婆さんが新商品としておせんべいを作ったとのこと。たちまち人気となりました。
団子をつぶして天日で干して作る、今の丸くて薄いおせんべいは、草加せんべいが元になっているといわれています。